【全リスト】第96回アカデミー賞受賞・ノミネート全部門一覧、『オッペンハイマー』7部門受賞!

2023年3月10日(現地時間)、第96回アカデミー賞授賞式が、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。

 

今年度、見事、作品賞に輝いたのは、クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』。「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画で、作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など計7部門で受賞を果たした。『インセプション』(2010)『ダークナイト』(2008)など数々の名作を生み出してきたクリストファー・ノーラン監督は、本作で悲願のオスカーを手にした。

次いで、『女王陛下のお気に入り』(2018)のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが、再びタッグを組んだ『哀れなる者たち』が、主演女優賞をはじめとする4部門に輝いた。

 

一方、日本からは国際長編映画賞に名匠ヴィム・ヴェンダース監督&役所広司主演の『PERFECT DAYS』、長編アニメーション賞に宮﨑駿監督最新作『君たちはどう生きるか』、視覚効果賞に『ゴジラ-1.0』がそれぞれ選ばれ、『君たちはどう生きるか』『ゴジラ-1.0』の2作品が受賞を果たした。

宮﨑駿監督は『千と千尋の神隠し』(2001)以来、約21年ぶり2度目の受賞。『ゴジラ-1.0』は、アジア初の視覚効果賞受賞という快挙を果たした。

 

気になる受賞結果一覧は以下の通り。(受賞作品は太赤字・★印)

CONTENTS

2024年(第96回)アカデミー賞ノミネート作品一覧

作品賞

『アメリカン・フィクション』
『落下の解剖学』
『バービー』
『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』★
『パスト ライブス/再会』
『哀れなるものたち』
『関心領域』

監督賞

ジュスティーヌ・トリエ(『落下の解剖学』)
マーティン・スコセッシ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)★
ヨルゴス・ランティモス(『哀れなるものたち』)
ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

主演女優賞

アネット・ベニング(『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』)
リリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ザンドラ・ヒュラー(『落下の解剖学』)
キャリー・マリガン(『マエストロ その音楽と愛と』)
エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)★

主演男優賞

ブラッドリー・クーパー(『マエストロ その音楽と愛と』)
コールマン・ドミンゴ(『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』)
ポール・ジアマッティ(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)
キリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)★
ジェフリー・ライト(『アメリカン・フィクション』)

助演女優賞

エミリー・ブラント(『オッペンハイマー』)
ダニエル・ブルックス(『カラーパープル(2023)』)
アメリカ・フェレーラ(『バービー』)
ジョディ・フォスター(『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』)
ダバイン・ジョイ・ランドルフ(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)★

助演男優賞

スターリング・K・ブラウン(『アメリカン・フィクション』)
ロバート・デ・ニーロ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)★
ライアン・ゴズリング(『バービー』)
マーク・ラファロ(『哀れなるものたち』)

撮影賞

エドワード・ラックマン(『伯爵』)
ロドリゴ・プリエト(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
マシュー・リバティーク(『マエストロ その音楽と愛と』)
ホイテ・ヴァン・ホイテマ(『オッペンハイマー』)★
ロビー・ライアン(『哀れなるものたち』)

編集賞

ロラン・セネシャル(『落下の解剖学』)
ケヴィン・テント(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)
セルマ・スクーンメイカー(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ジェニファー・レイム(『オッペンハイマー』)★
ヨルゴス・モブロプサリディス(『哀れなるものたち』)

国際長編映画賞

『Io Capitano(原題)』(イタリア)
『PERFECT DAYS』(日本)
『雪山の絆』(スペイン)
『ありふれた教室』(ドイツ)
『関心領域』(イギリス)★

脚本賞

ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ(『落下の解剖学』)★
デビッド・ヘミングソン(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー(『マエストロ その音楽と愛と』)
サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク【原案】/サミー・バーチ【脚本】(「May December(原題)』)
セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)

脚色賞

コード・ジェファーソン(『アメリカン・フィクション』)★
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック(『バービー』)
クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)
トニー・マクナマラ(『哀れなるものたち』)
ジョナサン・グレイザー(『関心領域』)

作曲賞

ローラ・カープマン(『アメリカン・フィクション』)
ジョン・ウィリアムズ(『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』)
ロビー・ロバートソン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
ルドウィグ・ゴランソン(『オッペンハイマー』)★
イェルスキン・フェンドリックス(『哀れなるものたち』)

歌曲賞(主題歌賞)

“The Fire Inside”(『フレーミングホット!チートス物語』)
“I’m Just Ken”(『バービー』)
“It Never Went Away”(『ジョン・バティステ: アメリカン・シンフォニー』)
“Wahzhazhe (A Song For My People)”(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)
“What Was I Made for?”(『バービー』)★

視覚効果賞

『ザ・クリエイター/創造者』
『ゴジラ-1.0』★
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』
『ナポレオン』

音響賞

『ザ・クリエイター/創造者』
『マエストロ その音楽と愛と』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』
『オッペンハイマー』
『関心領域』★

美術賞

『バービー』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『ナポレオン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』★

衣装デザイン賞

『バービー』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『ナポレオン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』★

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

『Golda(原題)』
『マエストロ その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』★
『雪山の絆』

長編アニメーション賞

『君たちはどう生きるか』★
『マイ・エレメント』
『ニモーナ』
『ロボット・ドリームズ』
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

短編アニメーション賞

『Letter to a Pig(原題)』
『Ninety-Five Senses(原題)』
『Our Uniform(原題)』
『Pachyderme(原題)』
『War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)』★

短編実写映画賞

『彼方に』
『Invincible(原題)』
『Knight of Fortune(原題)』
「Red, White and Blue(原題)」
『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』★

長編ドキュメンタリー賞

『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』
『The Eternal Memory(原題)』
『Four Daughters(原題)』
虎を仕留めるために
『実録 マリウポリの20日間』★

短編ドキュメンタリー賞

『The ABCs of Book Banning(原題)』
『The Barber of Little Rock(原題)』
『Island in Between(原題)』
『ラスト・リペア・ショップ』★
『世界の人々:ふたりのおばあちゃん』

 

Source :
CONTENTS