『ぼくらの家路』(2014)『西部戦線異状なし』(2022)のエドワード・ベルガー監督が手掛ける最新作『Conclave(原題)』の撮影がイタリアのローマで開始された、とVarietyが報じている。
ロバート・ハリスが2016年に発表した同名小説(未邦訳)を原作に、ピーター・ストローハン(『裏切りのサーカス』)が脚本を執筆する本作は、ローマ教皇の死(退位)後に行われる、次の教皇を選出するための教皇選挙”コンクラーヴェ”を題材にした作品となる。
出演は、レイフ・ファインズ(『ハリー・ポッター』シリーズ)、ジョン・リスゴー(「ザ・クラウン」)、スタンリー・トゥッチ(『キングスマン:ファースト・エージェント』)、イサベラ・ロッセリーニ(『複製された男』)、セルジョ・カステリット、ルシアン・ムサマティ、ブリアン・F・オバーン、トーマス・ロイブル、メラーブ・ニニッゼ、ジャセック・コーマンらで、ファインズはコンクラーヴェに参加するローレンス枢機卿を演じるという。
Varietyの報道によると、本作はコンクラーヴェの最中、教皇の座を狙う枢機卿たちの内部駆け引きが激化。やがて亡くなったローマ教皇にはある秘密が隠されていたことにローレンス枢機卿は気づくのだった、というスリラー映画となるようだ。
最新作の『西部戦線異状なし』では、アカデミー賞作品賞を含む9部門にノミネートされたほか、英国アカデミー賞で外国語映画として歴代最多タイとなる14部門にノミネートされたエドワード・ベルガー。
『天使と悪魔(2009)』『ローマ法王の休日(2011)』『2人のローマ教皇(2019)』など、これまでも度々映像化されてきたコンクラーヴェを、ベルガー監督がどう描くのかにも注目だ。
ベルガー監督最新作『西部戦線異状なし』は、Netflixにて配信中。