名作戯曲『ピアノ・レッスン』映画版が製作開始、デンゼル・ワシントン製作

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米劇作家オーガスト・ウィルソンによる、ピューリッツァー賞受賞の名作戯曲を映画化する『ザ・ピアノ・レッスン(原題)/The Piano Lesson』が、2023年4月17日よりアトランタで撮影が開始される。映画・ドラマのプロダクション情報を伝える米Production Weeklyが明かした。

Production Weeklyによると、『ブラック・クランズマン』(2018)『TENET テネット』(2020)のジョン・デヴィッド・ワシントンと『アベンジャーズ』(2012)のニック・フューリー役で知られるサミュエル・L・ジャクソンが出演。
『イコライザー』(2014)のデンゼル・ワシントンが、トッド・ブラック、カティア・ワシントンとともにプロデュースを担当するほか、デンゼル・ワシントンの息子であるマルコム・ワシントンが脚本と監督を務める。

戯曲『ピアノ・レッスン』は、1930年代のペンシルベニア州を舞台に、家宝として代々受け継がれてきた1台のピアノの処分をめぐる姉と弟の対立を通して、アフリカ系アメリカ人の葛藤を映し出す物語だ。

2022年には、女優ラターニャ・リチャードソン演出のもと、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ダニエル・ブルックス共演でブロードウェイ上演も行われており、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・デヴィッド・ワシントンは舞台に続き、映画版にも出演するようだ。

ちなみにデンゼル・ワシントンがオーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化するのは『フェンス』(2016)、『マ・レイニーのブラックボトム』(2020)に続き、今作が3度目。

自身が監督・主演を務めた『フェンス』では、アカデミー賞作品賞をはじめとする4部門にノミネートされ、ヴィオラ・デイヴィスが助演女優賞を獲得。
『マ・レイニーのブラックボトム』では製作を担当。主演を務めたチャドウィック・ボーズマンの好演で大きな話題を集めた。

両作品とも、批評家・観客双方から称賛されているだけに、最新作にも注目だ。