ジュード・ロウ、ニコラス・ホルト共演の新作スリラー映画、Prime Videoが獲得か

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)で若き日のダンブルドアを演じたジュード・ロウと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)のニコラス・ホルトが共演する スリラー映画『The Order(原題)』を、Prime Videoが獲得すべく動いている、と米Varietyが報じている。

報道によると、Prime Videoは米国を除く複数の国の配信権を獲得する予定のようだ。

本作の舞台は、凶悪な銀行強盗や偽造品製造、現金輸送用装甲車の強奪事件が横行する1983年の米太平洋岸北西部。
アイダホ州コー・ダリーンに駐在するはぐれ者のFBI捜査官は、一連の事件が従来の金銭的動機に基づく犯罪ではなく、過激な思想を唱えるカリスマ的指導者に影響を受けた自国内のテロリスト集団によるものだと疑い始める。
捜査を進めていくうちに、彼らはアメリカ政府を標的とした戦争を企てていることが分かり、FBI捜査官とテロ指導者の人生は次第に交錯していくのだった、というストーリーだ。
孤高のFBI捜査官をロウが、テロリスト集団のカリスマ的指導者をホルトが演じる。

原作は、実在した白人至上主義組織「The Silent Brotherhood」を題材に、ケヴィン・フリン&ゲイリー・ゲルハルトが1989年に発表したノンフィクション小説『The Silent Brotherhood: Inside America’s Racist Underground(原題)』。
『ドリームプラン』(2021)『クリード 過去の逆襲』(2023)のザック・ベイリンが脚色を担当する。

メガホンを取るのは、ジャスティン・カーゼル監督。
「スノータウン男女12人猟奇殺人事件」を題材とした『スノータウン』(2011)や、1996年にオーストラリアのタスマニア島で起きた無差別銃乱射事件を犯人の視点から描いた『ニトラム/NITRAM』(2021)など、数々のクライム映画で手腕を発揮しているオーストラリアの俊英だ。
その他の作品に『マクベス』(2015)『アサシンクリード』(2016)『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』(2019)などがある。
また次回作としてベネディクト・カンバーバッチ、ローラ・ダーンら共演の『Morning(原題)』やマーゴット・ロビー主演の第二次世界大戦後を舞台とした復讐劇『RUIN(原題)』も発表されている。

映画『The Order(原題)』の製作は、2023年5月カナダのアルバータ州で開始される。

Source :